「哲学の専門家」ではありません。
  天使のような純真さで疑問を投げかける犬畜生です。

2014-01-01から1年間の記事一覧

「私」だけの善、「私」だけの悪

主観的(個人的)な善悪の定義を書いてみよう。 (主観的な)善とは、じぶんが快く納得できること。 (主観的な)悪とは、じぶんが不快で納得しかねること。 対照的になるように客観的(世間的)な善悪の定義も書いておこう。 (客観的な)善とは、「みんな」が快く納…

幸せ、自信、愛の構造

※このエントリはまとめです。 幸せの構造 自信の構造 愛の構造 大切な人に助言する時の注意点 謙虚な心と感謝が大切な理由

謙虚な心と感謝が大切な理由

自信を持って生きる人間は、他人を攻撃する必要がない。 他人を貶めて自尊心を満足させる必要がない。 自分には絶対的な価値があり、他人の存在に脅かされることがないからだ。 欲しい物もない。 持っているもので満足できるからだ。 怯える必要もない。 自…

大切な人に助言する時の注意点

生き方が間違ってる人が気になる場合がある。 それじゃあ幸せにはなれないよ、という場合だ。 どう生きようとそいつの勝手だ。 ...とは言うものの、野垂れ死んで欲しいわけでもないなら助言のひとつくらいしたくなるものだ。 その時に大切なのは、その相手の…

愛の構造

※幸せの構造、自信の構造 からの続き 自分の価値を認めてくれる他人は、自分にとって嬉しい存在だ。自信の源になる。だからそれも自分と同じように大切になる。自分と同じように大切になれば、自分の分身のように感じられる。でも、それでも他人に変わりはな…

自信の構造

※幸せの構造 からの続き しかし自分のモノサシがわからない人がたくさんいる。 なぜわからないのか。 それは自分をよく知らないからだ。 自分が真に求めているものがわからない。 それでどうやって幸せになるのだ。 だから幸せになるためには、自分をよく知…

幸せの構造

幸せってのは、不幸とセットだ。カードの裏表のようなもの。 「不幸はいらない」ってのは虫のいい話で、不幸も苦労も無いなんて選べるものではない。デキゴトってのは勝手にやってくるものだ。それを幸と受け取るのも自分だし、不幸と受け取るのも自分なのだ…

機会の平等と、結果の平等

平等、公平、公正という似通った言葉について考えてみる。 辞書で調べたり、使われ方を考えてみた結果、概ね以下のようになるようだ。 【平等】 かたよりや差別がなく、みな等しいこと。 【公平】 すべてのものを道徳的に同じように扱うこと。 判断や処理な…

要求するけど期待しない

じぶんも相手も超能力者じゃないので、黙ってたら伝わらない。 ...という前提はとても重要。だから欲しければ要求する。 要求しないことは得られないと覚悟する。 あらゆる行動の責任は自身にある。 「私」の行動の責任は「私自身」にあり、相手の行動の責任…

じぶんの幸せはじぶんが決める

以前に相談を受けた時にこんなことを言われました。 「私は心の奥底で、運が悪いと思いこんでいます。」 と。 この人はじぶんで気づいています。そう、それはただの思いこみです。 モノゴトは視点によって良くも悪くも見えるものです。 大きな挫折がきっかけ…

否定や悪い評価は、じぶんにとってなんなのか

誰しも悪い評価を受けたくありません。 だから悪い評価を受けると「それは違う!」と抵抗しようとします。でもそれは事実とは違います。悪い面はあるのです。多くの場合、「それは誰にとって悪いのか」ということが不明確ですが、たいていは「評価した人にと…

じぶんを尊重することの大切さを知る

じぶんを尊重することは、自信を持つこと、幸せを感じること、そして他人を尊重することの出発点だ。自信を持ち、素直に幸せを感じ、他人に振り回されず、またじぶんの欲にも振り回されないためには、じぶんを尊重していなければならない。じぶんを尊重でき…

欲望は是か非か

とかく、欲望は悪いものと思われがちだ。 しかし欲は悪いものだろうか?食欲だって睡眠欲だって欲だ。無ければ死んでしまう。 性欲だってなければ人類は絶滅してしまう。暴飲暴食、惰眠、淫乱。 すべて欲に振り回され、節度がない。他人の持ち物を欲すること…

味わい尽くし、感じ切る

価値とは人間(主観)が決めるもの。人にとっては認識したものだけが価値になる。 認識し、その価値を当人が決めることによって価値が生まれる。認識しなければ、当然、価値が決まることもない。 面白がることが、面白さの根源。面白がろうとしなければ、ど…

楽しむのもスキル

多くの人と話す機会を持つと、色んな反応に出会う。楽しいと言われることもあれば、つまんないと言われることもある。話してることはあんまり変わらないのになんでなんだろう?考えてみると、おれはだいたい誰と話してもそれなりに楽しく話せる。おれが楽し…

贈り物

プレゼント。 愛情という武器を手に、相手の心という陣地に踏み込む攻撃である。 心に踏み込んで陣地を奪うことを目的とする。 プレゼントは相手に喜んでもらうことが目的だ。 贈り主が趣味の押しつけをすることではない。 もちろん、値段の高低が愛情のモノ…

自己犠牲は愛ではない

自己犠牲というのは、「誰かの幸せのために自分が不幸になっている」ということだ。 たとえば、子供たちのために自分が。 たとえば、親のために自分が。 自分が犠牲になっているという言い分は、「誰かの幸せは私の自己犠牲のおかげだ」と言いたい気持ちや、…

料理は愛情、愛は理解

「料理は愛情」 言わずと知れた、料理研究家の結城貢の名言。 しかし広まっているのは誤解ばかりのようだ。 愛情を込めるというのは、「美味しくなーれ♪」と思いながら料理することではないし、好きな人のことを思い描きながら料理することでもない。 【自分…

幸せになる技術の話(β版)

怖がってばかりいる人は幸せになれない。 傷つくのが怖くて他人に期待できない。だけどそれを認めようとしない。 そうすると傷つくのが怖いという事実にフタをして、別の理由を探す。 そうやってだんだんと、じぶんの本当の気持ちがわからなくなって行く。 …

自分が本当に欲しいもの

人は「なに」で幸せを感じるのか。お金があったら? いい女(男)をモノにできたら? 頭がよかったら? スポーツで勝てたら?そうではない。それは表面の話。人は「自分が欲しいと思うもの」を手に入れた時に幸せを感じるのだ。誰にどれだけ褒められようと、ど…

自分で決めないと他人のせいにしたくなる

自分で決めないということは、自分で選ばないということ。自分で選んでいないのだから、自分には責任がない。 思い通りの状況でなければ、それは自分以外のせいに決まってる。標的を見つけたが最後、疑わない。そいつが悪いに決まってる。なぜなら自分が悪い…

なんのための人生か(改訂版)

自利利他(じりりた)という言葉がある。仏教用語。元々、伝教大師最澄の言葉らしい。 自利利他の「利」とは、仏教用語の「利益(りやく)」であり、幸福という意味だ。つまり、自利とはじぶんの幸福ということであり、利他とは他人の幸福ということだ。 自…

愛の正体

執着。 もっと言えば関係そのもの。そもそも善悪で判断するものではなく、向けられる感情によって見え方が違ってくるもの。 善意の愛の形として想像されるものは、親子の情や恋愛感情などと思われる。対して悪意の愛の形として想像されるものは、恨みや憎し…

悩んでしまうのはなぜなのか

「悩んでいる」 「ずっと考えてるけどどうしたらいいのか」 本人は「悩んでいる」から「考えている」と思っているんだろうけど、悩むというのは考えてはいない。それは迷いだ。 悩みの原因の大部分は「決定しない」ことにある。決定を保留しているからいつま…