機会の平等と、結果の平等
平等、公平、公正という似通った言葉について考えてみる。
辞書で調べたり、使われ方を考えてみた結果、概ね以下のようになるようだ。
【平等】
かたよりや差別がなく、みな等しいこと。
【公平】
すべてのものを道徳的に同じように扱うこと。
判断や処理などが、かたよっていないこと。
衡平。
【公正】
透明性のあるルールに基いていること。
誰が判断しても同じ結果になる条件であること。
公明正大の略。
やはりどれも似通っていて、意味が重なる場合もあれば、重ならない場合もある。
平等:結果を等しくする。
公平:条件を等しくする。
と定義しても良さそうだが、そもそも複数の意味があるので言い切るのも無理があるようだ。
平等・公平・公正という言葉が使われる時、まったく異なる2つの意味があることを念頭に置いて、どの意味で使われてるのかよく観察しないと話が噛み合わなくなりそうだ。
機会の平等と結果の平等と、どちらが理想的なのかはケースによって異なる。
どちらの方がよいという普遍的なものはない。
おれは機会の平等の方が圧倒的に好みだけど。